中野駅南口皮膚科の
ニキビ治療
こんなお悩みありませんか?
- ニキビがなかなか治らない
- 皮膚科の薬でも治らなかった
- 皮膚科の薬を塗ったらガサガサ・赤くなった
- 保湿が大事と聞いて保湿したら悪化した
まずはニキビについて正しく理解することが大切です
ニキビはどうしてできる?
ニキビは簡単に言えば毛穴に皮脂が詰まって、毛穴にもともと住んでいるアクネ菌(ニキビ菌)が異常に増えて赤く腫れる病気です。

アクネ菌(ニキビ菌)
ニキビの原因菌。
普段は毛穴の奥(皮脂腺)に住んでいる。
酸素が苦手。皮脂が大好き。


白ニキビ
皮脂が溜まっているだけで赤くない。
肌色のプツプツ。
皮脂が溜まり酸素が減るのでニキビ菌が増えやすい。


赤ニキビ
炎症が深くまで進むと破裂してクレーターになることも。
ニキビ菌が異常増殖。
炎症物質で赤く腫れる。
赤ニキビではアクネ菌が異常増殖しているため、抗生物質の塗り薬を使って治療するというのが古くからある治療です。
しかし、アクネ菌はもともと毛穴に住み着いている菌なので完全にゼロにすることはできません。
ですから、アクネ菌が増えやすい環境である白ニキビがある限り、繰り返し炎症を起こし赤ニキビとなってしまうのです。
つまり、繰り返すニキビを治すには、白ニキビをいかに減らすかが重要になります。

そもそも、なぜ白ニキビができてしまうのですか?


原因としては大きく2つに分けられます。
-
1 毛穴の出口が詰まってしまう
- お化粧を落とさず寝てしまった!
- 油分・粘性の高い保湿剤を使っている
- 日焼けして肌が固くなった
etc..
-
2 皮脂の分泌量の増加
- 思春期で性ホルモン分泌が増えてきた
- 生理前で男性ホルモンに似た黄体ホルモンの分泌が増えた
- ストレスでホルモンバランスが崩れた
etc..

簡単に取り除ける原因であれば、それを取り除くことが治療になりえます。(例えば、過剰な保湿など)
しかし、思春期などは成長の過程で必ず起きるものですし、ストレスを取り除くなど、そんなこと出来ればやっているよ!という話で、簡単に取り除けない原因も多くあるのです。
そのような場合、治療が必要となります。
では、どのような治療をするのでしょうか?

まず毛穴の出口の詰まりを取り除く治療を考えます。毛穴のフタをとって、皮脂が溜まらないようにして、毛穴に酸素が入るようにするということです。皮膚科の薬について紹介します。
皮膚科で使う白ニキビを治すための薬

過酸化ベンゾイル(ベピオゲル®・ベピオローション®)
ピーリング作用(皮膚を薄く剥がす)によってフタをとります。
殺菌作用もあるので赤ニキビにも効果があります。
ただし、脱色作用もあるため注意が必要です。

アダパレン(ディフェリンゲル®)
皮膚の角化を調整(厚くなりすぎた皮膚を薄くする)してフタをとります。レチノイド様作用をもつ第3世代合成レチノイドです(トレチノインは第1世代)。妊婦や授乳婦は使えません。

過酸化ベンゾイル+アダパレン(エピデュオゲル®)
前述の2つの成分を配合した薬剤で最もフタをとる作用が強いです。ただし、副作用もダブルであり、使用を続けることが難しいこともあります。

過酸化ベンゾイル+クリンダマイシン(デュアック®)
前述のピーリング作用のある薬剤に加え、抗生物質を配合した薬剤です。赤ニキビにも効果があります。別々に塗る必要がないため便利ですが、冷蔵庫での保管が必要な薬剤です。
これらの薬を使って毛穴のフタを取って、白ニキビを減らせばいいんだ!となるのですが、問題があります。
それは、これらの薬は使用初期に「ひりひり・カサカサ・赤み」が多かれ少なかれ出てしまうのです。(まったく出ない人もいますが) しかも、脱色作用がある?妊婦は使えない?冷蔵庫で保存?などややこしいのです。
皮膚科に行って薬もらったけど、顔がガサガサになって止めた。枕やパジャマの色が抜けて怖くなって止めた。冷蔵庫に入れっぱなしで塗るのを忘れてた。など日常の診療をしているとよく聞く話なのです。
使用初期のひりひりの多くは段々と減っていきますし(アレルギー性の場合は無理、ややこしい)、脱色作用も話を聞いていれば避けられることが多いです。
この部分の医師と患者さんの意思疎通が重要なのです。

当院では一人ひとりの肌にあったニキビ治療を提案します。
ニキビ治療は画一的に言ってしまえば、白ニキビ→赤ニキビ だから白ニキビにピーリング剤で赤ニキビに抗生物質、これで万事解決!となるのですが実際はそうは行きません。
例えばこんなニキビに悩む女性がいたとします。

10歳 |
他の子に比べ早くニキビができた |
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13歳 |
額に白いぽつぽつが見えるようになってきた。 |
14歳 |
額に赤いニキビができるようになった。 |
15歳 |
額だけでなく頬や鼻にも広がった。 |
17歳 |
以前よりも減ってきた。 |
18歳 |
大学受験を控え、またニキビができるようになった。 |
22歳 |
就職活動中からニキビは増えていたが、就職後にさらにひどくなった。 |
ニキビは色々な時期に色々な原因でできる病気です。
10歳の時、15歳の時、22歳の時に同じ治療でよいのでしょうか?
18歳で受験を控えている時に、毎週皮膚科に通えるでしょうか?
22歳の女性に化粧はニキビを悪化させるから止めなさいと言えるでしょうか?
以前、皮膚科でもらった薬で赤くなったのに同じ薬を使えるでしょうか?
10歳 |
他の子に比べ早くニキビができた |
---|---|
13歳 |
額に白いぽつぽつが見えるようになってきた。 |
14歳 |
額に赤いニキビができるようになった。 |
15歳 |
額だけでなく頬や鼻にも広がった。 |
17歳 |
以前よりも減ってきた。 |
18歳 |
大学受験を控え、またニキビができるようになった。 |
22歳 |
就職活動中からニキビは増えていたが、就職後にさらにひどくなった。 |
ニキビ治療には、その人、その時に合った治療が必要です。
当院ではあなたに合った治療を提案します。
基本的に当院では皮膚科クリニックとして保険治療を提案します。
不必要に自費診療を提案することはありません。
ニキビの自費治療
ニキビのほとんどは保険治療によって治療可能であり、まず保険治療を試してみるべきです。
しかし、十分な保険治療を行っても改善が乏しい場合、あるいはアレルギーなどで保険治療が行えない場合は自費治療を提案することがあります。
ピーリングローション 27cc(グリコール酸2.5%~7.5%)
過酸化ベンゾイル、アダパレン共にひりひり、赤みが出てしまい、塗ることが難しい。
過酸化ベンゾイル+アダパレンを適切に塗っているがなかなかニキビが減らない。
このような場合、白ニキビに対する治療としてグリコール酸を提案することがあります。濃度を調整することができるため一人ひとりにあったピーリングを行うことができます。
ピーリングローション27cc | ¥2,200(税込) |
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白ニキビの原因として①毛穴がつまる②皮脂の分泌増加を挙げましたが、上記の治療は基本的に①に対する治療でした。
②の皮脂の分泌増加を減らす治療として、「イソトレチノイン内服療法」「ポテンツァのニキビショットによる皮脂腺破壊」の2つの治療が可能です。
イソトレチノイン内服療法

アクネトレント(10mg、20mg)
重症なニキビに提案する治療です。体重によって投与量が違います。
保険治療によるニキビ治療をせずに始める治療ではありません。
皮膚や粘膜の乾燥がほとんどの場合発生します。
内服開始から数週間はニキビが悪化することがあります。
催奇形性があるため妊娠中や妊娠を計画している男女は使用できません。
そのため、採血による妊娠検査が必要です。
女性は内服中、最後の内服から半年間は避妊が必要です。
男性は内服中、最後の内服から1か月は避妊が必要です。
また、最後の内服から半年間は献血することを控えて下さい。
肝障害の可能性があるため、定期的な採血が必要になります。
腸炎、膵炎、うつ病のリスクがあります。
成長期で身長が伸びている方は内服できません。
女性では15歳未満、男性では18歳未満の方は内服できません。
以上のように管理が難しく、副作用も多いため十分な注意が必要な治療です。定期的な皮膚科医による診察を強く勧めます。
しかし、海外では保険適用で広く使われている薬剤で、管理がしっかりとしていれば従来の治療では難しかったニキビの治療が可能です。
10mg 7日間 | ¥3,850(税込) |
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10㎎ 30日間 | ¥11,000(税込) |
20mg 7日間 | ¥5,940(税込) |
20mg 30日間 | ¥17,600(税込) |
グリコール酸ピーリング、イソトレチノイン内服療法をご希望の場合はまず下記よりweb問診票を記載のうえ、ご来院下さい。
初診のweb事前受付
ポテンツァのニキビショットによる皮脂腺破壊
肌に微細なニードルを穿刺し、針先からRF(高周波)を照射することで皮膚表面にダメージを与えずに、皮脂腺のみを破壊します。 同じ部位に繰り返しできるニキビに効果的です。


ニキビショット(10個以内) | ¥22,000(税込) |
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ニキビ跡の治療
ニキビ跡の治療の前に、まずニキビを治療することが重要です。なぜならニキビ跡の治療をしても、新しいニキビ跡が次々とできてしまっては十分な治療効果が得られないからです。当院では現在進行形のニキビがある場合、ニキビ治療についても提案します。
ニキビ跡と呼ばれる状態には大きく分けて2つがあります。
「色の変化」と「構造の変化」です。
ニキビ後の色の変化
- ニキビができたあとに残る赤み(炎症後紅斑)
- 腫れが長引いたニキビのあとに残る茶色いあと(炎症後色素沈着)
ニキビ後の色の変化は多くの場合、自然に治っていきます。3か月ほどで赤みは消えていきますが、個人差があり半年から1年程残る場合もあります。
自然治癒傾向がありますが、早く治したい場合は以下がおすすめです。

ピーリングローション(グリコール酸2.5%~7.5%) 27cc ¥2,200(税込)
皮膚のターンオーバーを促し、本来の皮膚の色に戻るのを早めます

高濃度ビタミンCローション 54㏄ ¥2,750(税込)
ビタミンC誘導体の効果でニキビの炎症を改善。ニキビ後の「赤み」に

脂溶性ビタミンC原液 12㏄ ¥2,750(税込)
より皮膚の深部へ浸透するビタミンC ニキビ後の「赤み」・「紫色」に

漂白クリーム(新安定型ハイドロキノン4%)5g ¥1,870(税込)
メラニン抑制 ニキビ後の「茶色」に
各種院内調剤品治療をご希望の場合はまず下記よりweb問診票を記載のうえ、ご来院下さい。
初診のweb事前受付
ニキビ後の構造の変化
- 盛り上がったニキビが破けたり、繰り返すニキビのあとにできる皮膚の凹み。いわゆるクレーター(陥凹性瘢痕)
- ニキビの治る過程の痒みなどでニキビに繰り返し刺激が加わってできる盛り上がり(肥厚性瘢痕・ケロイド)
ニキビ後の構造の変化は正常な皮膚が傷跡の組織に置き換わってしまうため自然に治ることはありません。また、現時点では完全に元通りの皮膚に戻すことは難しく、目立たなくする治療となります。

クレーター(陥凹性瘢痕)の治療
黄色い膿を伴うような盛り上がったニキビは皮膚の深いところまで炎症が広がっていることがあります。
炎症が繰り返されている皮膚では治癒過程で異常な繊維組織が作られて組織が固くなってしまい皮膚が下に引き込まれクレーターとなってしまうことがあります。
このような状態では正常な皮膚に戻ることはありません。

そこで、凹んでしまった皮膚の下の真皮層のボリュームを高める治療が効果的です。
ピコフラクショナルレーザー
ピコフラクショナルレーザーは特殊なレンズを取り付け点状にレーザーを集中させることで、表皮内に微小な空洞を作ります。この際、従来のレーザーと異なり皮膚表面にダメージは起こしません。
表皮内に空洞ができたことにより皮膚に傷を治そうという力が働き、コラーゲン、エラスチンが増生されます。
クレーター治療には複数回の照射が効果的です。

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※別途初診料(税込)2,200円または再診料(税込)1,100円がかかります
※麻酔を希望される場合は別途(税込)1,100円かかります
ポテンツァ
マイクロニードル(極細の針)を皮膚に挿入し、針先からRF(高周波)を照射することで真皮のコラーゲン増生を促し、肌のハリや弾力を高める効果があります。
従来のニードル治療(ダーマペン)に比べ、RF照射が加わることで出血を軽減し、ダウンタイムが少ない特徴があります。
専用チップを用いることで皮膚に挿入したニードルを抜く際に、皮膚表面に塗布した薬剤を空気圧で均一に真皮に浸透させることができます。マックームという薬剤を導入することでコラーゲン増生をさらに高めることが可能です。
クレーターの治療には1回の施術でも効果が期待できますが、3~5回の施術でさらなる改善が期待できます。
ニードルRF(薬剤なし) | ¥22,000(税込) |
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ニードルRF+マックーム | ¥52,000(税込) |
